Londoner To Be

Diary from London

To the far west of the country

f:id:nostalgicwire:20190625021954j:plain

 

コーンウォールの西の端、イギリスの一番西にある町、ペンザンスにバスが着いたのは、ロンドンを出発して10時間後だった

コーンウォールの入り口、Plymouthまで思いの外早く着いたので、もうすぐやろってなめてかかったら、地形がいきなりアップダウンになり、途中の町々にいちいち経由&

バスが頻繁に小ターンを繰り返したおかげで、久しぶりのガチの乗り物酔いに見舞われた

最初可愛くてパシャパシャ写真とってた車窓の風景も、一向に目的地にたどり着かない&代わり映えのしないイライラで、後半はずっとうーうーブーブー唸っていた

片道10ポンドの安さに意気揚々としていた自分を恨みたい

帰りを想像してこの時からすでに憂鬱だった

 

f:id:nostalgicwire:20190625031235j:plain

 

なんとなくまだ有給が余っていて、幸い誰とも被っておらず、6月のこの時期にどこに行こうかと地図を眺めていたら、そう言えばコーンウォールに行ったことなかったなと思い、すぐさまバスを予約した

ガチの金欠で、唯一の懸念だった交通費問題が、さっきのめっさ安いチケットで解決した、はずやった

そして、おい坊主そんな世の中あまかねえよ洗礼を受けたわけや

まあ安い話には裏がありますね、勉強になったよ笑

 

f:id:nostalgicwire:20190625034629j:plain

 

長時間バスで疲れ果てていた僕は、すぐさま寝ようかと思ったけど、買って来たビールを飲もうと思い、ホステルのキッチンに行くと、腰が曲がったおばあちゃんの先客がいた

 

Catlina(写真とるの忘れた)、カリフォルニアから一人で来たらしい、レディーにお年をお聞きするのが躊躇われたので聞かなかったけど、60-70くらいかなー、年に2回、夏と冬に、色々な場所を旅しているらしい、アメリカでは教師をしているんだって、アートとか日本の古いお寺とか、歴史的な建築とかも教えていたらしい

今月末に、グラストンベリーが開催されることを直前に知った僕は、すでに有給を使っていて行けない悔しさを彼女に語ると、つい先日イギリスのワイト島で毎年開かれてる有名なフェスに参加して来たとかで、単身乗り込んだ話を聞かせてくれた

アメリカのアクセントは、どの世代が使ってもかっこいいというか、Catlinaも、メタルバンドのプレイが激しかったわよ的な話をしているときとか、全く年を感じさせない若々しさを感じた

グッドネイバーズで働いてる時から感じていたけど、アメリカ人は、すごい行動的だ、年代に関係なく、長期間休みをとって、日本なり、世界を旅しているケースが多い

旅をしていると人は生き生きしているよね

途中から合流して来た同じくカリフォルニア出身のBlandも、6大陸を制覇して来たらしい、二人で知らないアーティストの話で盛大に盛り上がっていた

アメリカ人の会話に参加して行くのは、結構大変というか、マシンガントークで譲り合いみたいな精神がないので、ほっといたら永遠に自分たちで話していそうだった笑

話はそれから、Blandの身体中に入ってたタトゥーの話題になり、日本では、タトゥーがYakuzaを連想させるから、ダメとかっていうおきまりの話題から、タトゥー1つ1つの意味を話してくれたりした

やっぱりホステルの醍醐味は出会いだ

ホテルより安く泊まれて、出会いのボーナスまでついてくるなんて最高ですやん

 

f:id:nostalgicwire:20190626062858j:plain

 

翌朝は、同室の旅人のいびきがうっさすぎてろくに眠れず、7時前に目が覚めたので、町の散歩に出かけた

朝日が、海面に反射してキラキラ光っている

犬を散歩している女の子や、学校の遠足か何かで来ているのか、子供達の集団に出くわした

 

f:id:nostalgicwire:20190626071350j:plain

f:id:nostalgicwire:20190626072017j:plain

f:id:nostalgicwire:20190626072149j:plain

f:id:nostalgicwire:20190626072325j:plain


ペンザンスまで来たのは、ある場所に行きたかったからなんだけど、天気は予報通りの快晴でめっちゃ気持ちよかった

 

f:id:nostalgicwire:20190626072410j:plain

f:id:nostalgicwire:20190626072618j:plain

f:id:nostalgicwire:20190626072657j:plain

 

 

ランチを食べたカフェ、これは完全にバックパッカーの予算を大幅に超えてますねー笑

でも雰囲気がすごい好きで、思わず入ってしまった

すごく感じたのは人がすごく優しい

実は髭剃りに失敗して、鼻の下にティッシュ当てながら座ってたんだけど、大柄のおばちゃんが通りすがりにそれを目にして

 

「あらあなた血が出てるじゃないの、ちょっとあたいに見せてごらんなさい」

 

すんません、口調は完全に俺のイメージです

すごく気にかけてくれる、うんそうだね

バスがきて、これが目的の場所にいくバスかどうか隣にいたお兄ちゃんに聞いた時も、前にいた2人くらい知らない人も振り返って、「そうだよ!」と言ってくれたり、気候も合間ってすごくあったかい体験になったなー