Londoner To Be

Diary from London

York/Whitby その1

 

旅の日の朝が早起きなのは昔から変わらない

遠足の前に興奮してねむれなかったり、そういう風にできてるんだと思う

 

前日にチャリで転んで、強打した太ももが、筋肉痛の最上級のような痛みを発している

用意していた服に着替え、外へ

まだ薄暗い空に、柔らかな朝日が混ざり始めていた

 

ロンドンでも比較的緑の多い地区に住んでいるので、誰もいない木漏れ日が差し込む並木道を、チェリで駆け抜けるのは最高だ

イースターホリデーの初日としては、これ以上ないくらいにベストな天気

 

最寄りの駅から、高速バスが発着するVictoria Coach Stationに

余裕を持って出たので、カフェでコーヒーを飲む

旅の日は何をしても自由だ

そんなひと時ですら、様になっているような気がして、愛おしくなる

 

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Megabusを使うのは多分2回目、4年前のパリ以来

バスは北上し、5時間ほどで北イングランド工業都市リーズに

ローカルバスに乗り換え、ヨークに到着した

こっちも快晴

 

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明日の電車のチケットを調べにYork駅へ

イギリスに初めて来たのは4年前、2015年

マンチェスターに住んでいた自分は、初イギリス&初ヨーロッパということもあり、行ける範囲は全て行こうと、近場はほぼ制覇した

Yorkは日帰りだったけど、建物や城壁が可愛かったのを覚えている

 

当時のビザはチャリティーワーカービザという福祉ボランティア専用のビザで、今のように自分で好きな場所で好きな仕事ができるというものではなく、所属していたオーガニゼーションが、活動先を割り当てるという、かなり制限されたものだった

(代わりに食事、住居がカバーされるという特典は付いていたが、正直介護活動を安い給料でやらされてる感はあった)

 

10代の頃から、テレビでは世界系の番組が大好きで、ヨーロッパに強く憧れていた

レンガ作りの可愛い家々、石畳の小道、教会

初めてイギリスの街を生で見た時、全てが新鮮で、可愛くて胸がいっぱいになった

想像と違うことも含めて、現地で実際に経験しないとわからないことだらけだった

 

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Yorkは城壁や、中世の街並みが残る古都

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ホステルのドミトリー、屋根裏部屋

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窓からは古い街並みが見える

今回の旅の目的は、Whitbyという街にいく事

Yorkからさらに東に電車とバスで、ようやく着ける場所

高校時代にテレビで見て以来、絶対にいくと決めていた

 

本当はこの日にWhitbyに宿泊したかったけど、宿がどれもいっぱいで、仕方なくYorkに1泊することに

 

ドミトリーは屋根裏部屋みたいで可愛かったし、出会った奴らもナイスで楽しかったので、ハッピーだったけど笑

こういうのは結局場所は関係ないんだということを、僕は知ってる

 

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Harry Potterのモデルになった(らしい)Little Shambles

最近の自分の旅は、すごくフリースタイルだ

暮らすように旅をする、そんな旅人たちを何人も目にして来たからかもしれない

目的なんてなくていいんだ、と心が楽しむままに行動する

 

夕日だけは見たいと決めて、昼間は暑かったので、ホステルで他の旅人たちと話して、少し昼寝して、涼しくなった頃を見計らって外に

買っておいたビールは、いい感じに冷えていた

 

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城壁からYork大聖堂を

風が心地よく吹き抜ける

前回もここを歩いた気がする

 

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今白夜のイギリスは、日がめっちゃ長い これでも8時前

 

日が落ち始める

すごく平和だ

 

この半年のアップダウンを思い出していた

色々あったけど、今、またこうしてイギリスにいて、旅できているよ

 

ありのままでいられる、イギリスはそんな場所の1つだ

 

ある場所で受け入れられなくても、また違う場所を探せばいい

旅をしてると、そんな風に心を解放してくれる

 

明日は早いけど、今日はもうちょと飲もうかな